背泳ぎ(Back Stroke)とは?

背泳ぎは、水泳の4種目の中で唯一仰向けの姿勢で泳ぐ泳法です。
顔を水面上に出した状態で泳ぐため呼吸がしやすく、初心者でも取り組みやすい種目として知られています。
また、競泳種目としても採用されており、正しいフォームを身につけることでスピードや美しい泳ぎが可能です。
私自身の専門種目が背泳ぎなこともあり、クロールに続いてレッスンのご依頼が多い種目になります。
以下では、背泳ぎの特徴やメリットについて解説します。
コーチ紹介:【Approach Swim代表/月100件以上のレッスン担当】
古屋 龍希(Furuya Ryuki) | Approach Swim
背泳ぎの基本動作
ストローク(手の動き)

両手を交互に大きく回し、小指から入水して水を後方に押して推進力を得ます。
腕の動きは円を描くように行い、水を押す際の面と動かすスピードが推進力のカギとなります。
キック(足の動き)

両足を交互に上下させるいわゆる「バタ足」で進みます。
小刻みに動かし膝を曲げすぎないようにすることで、水の抵抗を最小限に抑えることができます。
姿勢

頭を後ろに倒し、顔を水面上に出した状態でリラックスすることが重要です。
耳を水につけ、体全体を一直線に保ちながら、水の中で浮かぶ感覚を覚えます。
リズム

手のストロークと足のキックを連動させ、一定のリズムで泳ぎ続けることがスムーズな動きにつながります。
背泳ぎのメリット
呼吸がしやすい
顔が常に水面上に出ているため、自由に呼吸ができます。
そのため、初心者や水中での息継ぎが苦手な人でも安心して練習できます。
※ただし、鼻から吸ってしまうと水が入ってしまうため注意が必要です!
全身運動
背泳ぎは腕、背中、肩、足と全身の筋肉を使うため、バランスよく体を鍛えることができます。
また、特に背中や肩の筋力向上に効果的です。
姿勢改善
仰向けで泳ぐことにより、背筋が伸びやすくなり普段の姿勢改善にも役立ちます。
リラックス効果
水に浮かぶ感覚を楽しみながら泳げるため、ストレス解消やリラクゼーション効果も期待できます。
背泳ぎのポイントと注意点
水を怖がらない練習
水に浮かぶことが苦手な場合は、仰向けで浮く練習を繰り返すと良いでしょう。
正しい手足の動き
手足の動きを大きくしすぎると、水の抵抗が増えてスピードが落ちてしまいます。
正しくスムーズな動きを意識することが重要です。
方向感覚の維持
顔が上を向いているため、進む方向がわかりにくいことがあります。
コースロープを目印にすることで方向感覚を保ちやすくなります。
背泳ぎは、仰向けでリラックスしながら泳げるのが最大の特徴です。
初心者でも挑戦しやすく、競泳ではスピードと正確さが求められる種目です。
適切なフォームを身につけることで、健康促進や体力向上、そして水泳の楽しさを最大限に味わうことができます!
Approach Swimは、「あなたの水泳人生に寄り添う」をコンセプトに個人レッスンを行っております。
そして、水泳を通して皆様お一人お一人に寄り添い、目的・目標を達成したときには共に喜び、達成することができなかったときには共に悩み、達成のための改善策を共に考えていきたいと思っております。
皆様に信頼をもって水泳に取り組んでいただける環境を提供することをお約束いたします。
